定期検診

当院では各疾患に対して特定の病気を探すための「検診」を行っております。

人と同様に動物においても高齢化とともに、がんや心臓病、腎臓・肝臓などの病気が増えてきます。「痛い」や「だるい」など自覚症状を言ってくれない動物では手遅れになるケースが多くみられます。

人に例えると、1年で15歳、2年で24歳、それ以降は1年に4~5歳、年齢を重ねていくといわれています。当院では、飼い主さまとともに動物達の年齢や今後のありえる病気などを考えながら「定期検診」を提案しています。
病気が進行してから治すのではなく、早期に発見して早期に治療を始めることは人も動物も重要です。

さまざまな疾患が高齢になるほど増加傾向にあります。

循環器疾患・肝・胆道疾患・内分泌疾患・泌尿器疾患・眼の疾患・呼吸器疾患、歯・口腔疾患・筋骨格系疾患・腫瘍疾患が高齢になるほど増えてきます。「検診」を行うことにより、今後の起こりえる疾患へのアプローチをあわせて提案し、飼い主さまと動物との生活をサポートしていきます。

病気に気づくきっかけは「検診」が多いです。

「健診」と「検診」の違い

「健診」は健康状態を確認し、病気を予防することを目的としています。生活習慣や食事管理の改善に役立ちます。
「検診」は特定の病気を発見するために行う検査のことを指し、病気を早期発見し、早期治療につなげることを目的としています。

「検診」でみつかる疾患にはこのようなものがあります。

年齢 疾患 症状
2歳~【猫、小・中・大型犬】 小肝症・股関節形成不全・大腿骨頭壊死・膝蓋骨脱臼・水頭症・門脈短絡症候群・門脈低形成異形成など歯石の付着による歯肉炎 起立時、走りはじめの跛行、疲れやすい・血が止まりにくい、ヨダレやふらつき・行動異常などの意識障害
食欲不振、下痢、嘔吐などの消化器症状など
3歳~6歳【猫、小・中型犬】
3歳~4歳【大型犬】
急性膵炎・高脂血症・「肝機能」「腎機能」「膵機能」低下・糖尿病・歯周炎・歯肉炎など 嘔吐や下痢、食欲不振、眼疾患、行動異常、消化不良、体重減少など
7歳~10歳以降【猫、小・中型犬】
5歳~6歳以降【大型犬】
僧帽弁閉鎖不全症・腎臓結石・膀胱結石・肺の腫瘍・甲状腺機能低下症・変形性脊椎症・脾の腫瘍・歯周病など 嘔吐や下痢、食欲不振、眼疾患、行動異常、消化不良、体重減少、排尿の回数や色の変化、疲れやすい・毛質の変化・毛が抜けやすいなど

検診についてはこちら

  • 【人】15代~20代
    【猫、小・中・大型犬】2歳~

    飼い主さまが動物の健康を意識することからはじめましょう。

    生活習慣病は年齢を問わずかかる可能性があります。20代から全身をチェックして病気の予防に役立てましょう。また、遺伝的疾患やアレルギー疾患などチェックするのも予防につながります。

  • 【人】20代~30代
    【猫、小・中型犬】3歳~6歳 【大型犬】3歳~4歳

    生活習慣を改めるきっかけに。

    生活習慣病の兆候が表れる年齢です。歯肉炎や歯周病を発症している可能性があります。特に奥歯に多くみられます。避妊・去勢後の体重増加による高脂血症が認められることもあります。高脂血症は急性膵炎、肝臓や腎機能低下、糖尿病などの要因となりやすく、これからの40代を前に、病気が潜んでいないか検査しましょう。

  • 【人】40代~50代
    【猫、小・中型犬】7歳~10歳 【大型犬】5歳~6歳

    内分泌ホルモン異常、心臓病、腫瘍をチェック。

    運動不足、など、この年代はこれまでの生活習慣が病気として現れ始めます。内分泌ホルモン異常や心臓病、腫瘍など静かに進行していて症状として確認しにくく、飼い主さまが気づきにくいこともあります。早期発見できるよう半年に1回の受診が理想的です。最低でも1年に1回の「検診」をしましょう。また、歯肉炎や歯周病のケアをなるべく早めにしておきましょう。

  • 【人】60代~70代
    【猫、小・中型犬】11歳~14歳 【大型犬】7歳~8歳

    動物の行動などの変化に注意。

    高齢とともに、がんや心臓病、腎臓・肝臓などの病気が増えてくる年代になります。生活環境は変わっていないのに、動物の行動や食欲、排便排尿の回数など少しずつ変化がみられてきます。特に歯のケア(歯肉炎や歯周病)をしていない場合は、口腔内の環境が原因で全身に影響がでてきてしまいます。
    年間を通じて検診を行い、疾患の検査項目に注視しましょう。「いろいろな疾患になりやすくなる」と思って、食欲や排便排尿などをはじめとする、さまざまな日頃の様子を観察し、少しの変化をみのがさないように気をつけていきましょう。検診の回数・内容や時期については、それぞれ違いますので、ご相談ください。

  • 【人】70代~80代
    【猫、小・中型犬】14歳~16歳 【大型犬】9歳以降

    高齢期の生活を意識しましょう。

    足腰が弱くなり、動きがなくなってきます。散歩に行きたがらない、遊ばなくなったなど、行動の変化がみられます。飼い主さまが帰宅してもお出迎えがない・呼んでも聞こえていない・物にぶつかるなど、この年代になると今までとは全く違う生活に飼い主さまが戸惑うことが増えてきます。また、患ってしまっている疾患のコントロールやいろいろな病気のリスクを抱えるため、あらゆる面から検査が必要となります。飼い主さまと幸せな時間をできるだけ多く、長く維持していくことが目標となります。1か月に1度の受診を目安に今後のケアなどのサポート体制を整えていきましょう。

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  • 診療対象動物:犬、猫、うさぎ、ハムスター
  • 診療科目:⼼臓循環器、腎・泌尿器、腫瘍、内分泌、⽪膚、耳、歯、消化器、神経、眼、各種疾患
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