こんにちは、目黒モナーク動物病院、院長の佐藤です。
検査機器や検査キットなど医療技術の発達により膵炎の発見が今までより早く発見ができるようになり、同時に急性膵炎が多くなっているような気がします。
急性膵炎の主な症状は食欲不振、元気消失、下痢、嘔吐などの消化器症状に加え、腹部痛を伴いいわゆる「祈りの姿勢(胴を床につけ、お尻を持ち上げる)」をとる犬も多くみられます。
猫は比較的明確な症状がみられず、判断が難しいとされます。重症化すると肝、腎不全を併発し、命を落とすケースもあります。
治療は輸液による対処療法がメインですが、近年では急性膵炎に対する薬剤もでてきており、当院でもいい結果が得られています。
急性膵炎では,早期の診断と早期治療により重症化を抑えることがとても重要です。気になる症状などがありましたらご相談ください。
血液検査、レントゲン、超音波検査などを用いて統合的な判断を行わせて頂きます。