こんにちは、目黒モナーク動物病院、院長の佐藤です。
イベント事が多い時期になりますね。
クリスマスやお正月はおいしい食べ物がテーブルに並び、いい匂いがお部屋に”ふわぁー“と、
おいしいものが目の前に!
そんな時に、、、
人がみていないところを見計らってか・・・・「パクリパクリ」と。
ご自宅のワンちゃんやネコちゃんは大丈夫でしょうか?
例えば、
タマネギ・チョコレート・ブドウ・ガム(キシリトール)などの食べ物や
骨付き肉、串のついているものや味のついたアルミホイルやサランラップなど・・・・
こういった物は、食べさせないように、
手の届かないところに置いておく必要があります。
また、この時期は、
クリスマスの飾り物、
お花、観葉植物、
年末の整理ででてきた薬やクリップなど
人からみれば食べないよなものでも、何故か食べてしまうのが動物たちです。
イベントが重なるこの時期は、
食べてはいけないものを食べてしまった・・・・
このような誤食で多くの方が来院されます。
誤食が怖いのは、
人が食べても大丈夫でも、
ワンちゃんネコちゃんが食べてしまうと最悪の場合、
死に至るようなケースがあるからです。
食べてはいけない食べ物や薬、植物などは、中毒を引き起こすことがあります。
症状として、
下痢・嘔吐の消化器症状・貧血、
神経症状、
急性肝炎、
腎不全など
こういった症状を引き起こしてしまいます。
また、異物の場合は、
食道内、胃内異物による嘔吐や下痢、呼吸困難などの症状がみられます。
例えば、
〇串などは飲み込んでしまうと、消化管に穴が開くことがあります。
〇ヒモ状のものや果物の種などは、胃や小腸にからまり、大変危険です。
誤食してしまった場合は、
すぐに動物病院に連絡をして獣医師の指示を仰ぎましょう。
病院での処置としては、
嘔吐処置、内視鏡、胃洗浄、胃・腸の手術など食べた量や形態によりさまざまです。
とにかく、早めの対応をすることが重要となります。
クリスマス、年末年始シーズン、
家族で一緒に過ごす楽しい時間です。
十分に注意をしてお過ごしください。
動物たちの届くところに食べてはいけないものを置かないのが鉄則です!!