愛犬や愛猫が突然ふらついたり、後ろ足に力が入らない様子を見せたら、飼い主としてとても心配になりますよね。
こうした症状には、変形性関節症や椎間板ヘルニアなどの疾患が隠れていることがあります。早期の対応がペットの健康を守る鍵となりますので、気になる症状がある方はぜひご参考にしてください。
突然の症状があらわれたらご注意を
・後ろ足に力が入らない
・ふらついて歩きにくい
・抱っこすると痛がる
・体に触れると嫌がる
・腰を曲げたまま震えて動かない
・ソファーの上り下りをためらう
このような症状がある場合、変形性関節症や椎間板ヘルニアの可能性があります。
特に飛び跳ねる動作が多い生活習慣や、特定の体型や体重、または先天的な疾患を持つ犬や猫に見られることが多いです。
治療法について
症状の進行度に応じて、安静にしながら投薬治療、医療用レーザー、サプリメント、関節痛の注射などが行われます。
重症の場合は外科手術が必要になることもあり、再生医療も選択肢の一つです。
当院では再生医療を積極的に取り入れており、良好な結果が得られています。
予防のポイント
普段から腰に負担がかからないように気をつけ、体重管理を徹底しましょう。
また、階段やソファーの上り下り、抱き上げる際にも注意が必要です。
もし突然炎症が起こり症状が出た場合には、早めに動物病院にご相談ください。
痛みを和らげる医療用レーザー
当院では「スーパーライザーLED Hyper」を使用しています。
この機器は光線と温熱の効果があり、痛みの緩和や創傷治療に適しています。
変形性関節症や椎間板ヘルニアなどの痛み管理、術後の治癒促進、また皮膚潰瘍や腫瘍性疾患にも効果が期待されます。
副作用もほとんどなく、高齢や慢性疾患があるペットにも安全に使用できます。
症状に応じて照射頻度が異なりますので、お気軽にご相談ください。