こんにちは、目黒モナーク動物病院、院長の佐藤です。
医療機器の発達や予防意識の向上により、近年、犬猫の平均寿命も延び、14~5歳、20歳になるわんちゃん、猫ちゃんも珍しくはなくなってきています。
高齢になるにつれ、飼い主を悩ます病気は様々ありますが、7歳〜10歳ごろになると今までとは違った動きがあり、寝る時間が増えてきた、落ち着いてきた、歩きたがらないなどの行動の変化がでてきます。
中でも飼い主様からの相談が多いのは「口がくさい」「食べる時に歯を気にしている」「くしゃみ鼻水が多くなってきた」などよく聞きます。
2歳以上の犬、猫の8割以上が歯周病を持っているといわれています。
6~8歳くらいの間には症状がでてきていてここで全身麻酔をして歯科処置を行うのがベストでありスタンダードな流れです。
高齢期に入るシニア期11歳以降になってからですと、高齢動物に麻酔をするというリスクが伴ってきます。もちろん事前に血液、レントゲン、エコー検査など行いますが、飼い主様は悩みます。“どうしましょう”と。
このような状況になる前に歯科処置を行い、メンテナンスを継続し、高齢期にそなえておく。
これを当院はおすすめいたします。何でも事前に備え、準備をしておくことが必要です。