こんにちは、
目黒モナーク動物病院、院長の佐藤です。
5月14日に無事に5頭生まれた黒柴の子犬たちです。
1回目のワクチン接種に来院されました。
待合室でお会いした方々があまりの可愛さに写真を撮っていました。
4月11日 超音波検査にて妊娠を確認しました。
赤ちゃんの心臓の動きが確認できました。おめでとうございます!
飼い主さまと一緒に喜んでしまう瞬間です。
妊娠しているのか、胎児が何頭いるのかなどは、いつごろわかるのでしょうか?
妊娠しているかどうかの検査は交配日から25〜30日ころに確認できます。
胎児が何匹いるのか、心拍が正常で、しっかり拍動しているかなどを確認ができます。
5月8日 レントゲン撮影を行いました。
胎児の頭数の確定と骨盤の大きさのチェックをします。
犬の妊娠期間は約63日(9週間)です。
55~60日ころにはレントゲン検査を行い、出産前に骨盤の状態や胎児の数を最終確認します。また、分娩の難易度などを判定します。
5頭確認できました!4頭は、なかなかのいい大きさでした。1頭は、骨格が小さかったので少し、
心配なこともあるので、飼い主さまにはその旨を伝えました。
5月14日、朝方に連絡があり、出産が順調に終えた報告でした。
‘’お母さんも飼い主さまも本当にお疲れさまです。‘’
小さい骨格の胎児も無事だということを聞き、ひとまず安心しました。
ワクチンの日を迎えるまでの期間、
小さい骨格だった子犬が母乳の飲みが悪く、心配なこともありましたが、
飼い主さまがつきっきりでミルクを与え、母犬と一緒に育てた日々の努力で、
お会いした時はとても元気に育っていました。
飼い主さまとのお話の中で
子犬たちはすくすくと育っている反面、母犬のほうが子育てで疲れている様子や子犬たちの爪で
お腹が傷だらけになっていること、瘦せてしまうことなど、母犬の大変さを理解されていて、
とても心配していました。
離乳食と母乳とのバランスで少し母犬も楽になってくれればいいのですが、とてもしっかりした黒柴のお母さんなので、頑張りそうな感じで私も話しながら、心配になりました。
この時で、すでに5匹の子犬の行先は決まっていて、飼い主さまのお知り合いの方々がお待ちしているとのことでした。
みんな元気です!とてもかわいいです!
5頭ともワクチン接種を痛がらず、爪切りも初めてのことなのに嫌がらず、お耳のチェックや身体チェックをさせてくれました。
母犬も温厚で優しい性格なのですが、子犬たちもおっとりしているのか、落ち着いていました。
キャリーの中から順番にお預かりをしたのですが、飼い主さまは、
顔つきや毛色の違いなどで、1頭1頭わかるので間違いはなかったのですが、
みんな体は黒なので、
さすが!と思っていたら、出産順も覚えているとのこと。出産順で診察をしました。
順番は
雄1.90㎏ 雄1.44㎏ 雄1.52㎏ 雄1.44㎏ 雌1.28㎏でした。
接種後、30分ほど様子をみるために待機していただきました。
みんな、すぐ熟睡です。
2回目のワクチン接種の時にまた、会えるのを楽しみにしています。
コロナ禍でSTAFFも通常とは違う緊張感の中での日々ですが、 普通に「心温まる」出来事によって、無条件に可愛い子犬たちに自然とSTAFFが笑顔になれた瞬間でした。
なかなか2か月の子犬には出会えないので、飼い主さまにはこの時間を私たちにいただけたことを感謝しております。