動物たちは言葉が話せないため、眼の病気は気づきにくいものです。
「眼を気にしてこする」「眼が赤く見える」「ものにぶつかる」などの症状がでてから来院されることがほとんどのため、病気が進行していることが多いです。早めに対処することにより治療による動物の負担が軽減されます。軽い症状にみえたとしてもお早めに来院してください。
眼の疾患の主な症状
眼の病気には色々な症状がありますが、いずれの場合も、飼い主さまがみて気になる症状や該当する症状などがある場合はお早めにご相談下さい。
眼疾患の症状によっては目薬や内服薬のみでは治療が難しく、手術が必要となる場合があります。
主な眼疾患 | 外科処置 |
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重症の角膜炎や角膜創傷などの治療法 チェリーアイの治療 マイボーム腺腫の治療 眼瞼内反症・眼瞼外反症の治療 |
瞬膜フラップ・第三眼瞼突出(チェリーアイ)整復術 マイボーム腺腫切除術 眼瞼内反整復術 眼瞼外反整復術 |
症状や程度に合わせて最適な治療法を提案しています。
眼科疾患は様々な病態が絡んでいる場合があるため、総合的に診断する必要がある場合もありますので、日常生活の中での環境や習慣をお聞きしながら、総合的に必要な検査や治療方針をご説明しています。
また、高度な治療や検査が必要な症例の場合は、大学病院や専門施設を紹介させていただきます。その後の結果をもとに、 今後の治療方針を医療機関と連携を行いながら、アフターフォローをしていきます。
マイボーム腺腫
まぶたの脂腺や毛根に細菌が感染して、炎症を起こした状態やマイボーム腺が詰まって慢性的な炎症を起こした状態を指します。症状は眼の充血、痛み、かゆみなどがあります。
感染症であるため、炎症の場合の治療には抗生物質の点眼薬を使います。化膿して腫れが強い場合は外科的に腺腫を切開する必要になることがあります。
眼瞼内反症、眼瞼外反症
眼瞼内反症とは、まぶたが内側に巻き込まれ、まぶたの縁が眼球に接している状態のことです。まつ毛が眼球に接するので、眼球表面への刺激が慢性的に続きます。角膜が刺激され、涙が多く出る、異物感、目ヤニなどの不快な症状を引き起こします。内反症が原因となる症状は、手術で改善することができます。
外反症とは内反症の反対にまぶたが外側にめくれ、結膜が露出している状態をいいます。 まぶたが閉じにくくなるため眼が乾燥しやすく角膜に傷がつきます。角膜に傷つけますと潰瘍になるため、手術が必要となることもあります。
チェリーアイ
動物には人と違い、目の上下にある2つの瞼(まぶた)以外に、目頭の内側に「第三眼瞼」3番目の瞼を持っています。チェリーアイとは、この第三眼瞼腺がさまざまな原因で飛び出し、炎症を起こして赤く腫れあがる病気のことをいいます。飛び出した第三眼瞼腺が目の表面を刺激し、眼の不快感のため、気にして前足でかいたり、涙がたくさん出たりといった症状があります。
症状が軽度の場合は、目薬や飲み薬で炎症を抑える治療をしますが、再発を繰り返す場合は外科治療など必要になることもあります。症状が悪化すると角膜潰瘍や結膜炎や乾性角結膜炎といった眼の病気を併発してしまうこともあります。
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