腎臓は体にとってさまざまな機能を担う非常に重要な臓器です。
腎臓の機能が各種疾患により悪くなることを腎機能障害といわれています。
その中でも腎不全とは腎機能障害が進行し、十分な腎臓の機能が維持できなくなる状態のことをいいます。腎不全は慢性化しやすく継続治療が必要になってきます。
当院では、急性腎障害・慢性腎障害・前立腺疾患・泌尿器による膀胱炎や尿石症、尿路疾患、腫瘍などの診療を行います。これらの疾患に対し検査・診断のもと、薬や点滴、食事療法などの内科的な治療や外科的な処置を行っております。
腎不全(尿毒症)
膀胱炎
膀胱結石
尿路結石
前立腺疾患など
腎不全(尿毒症)
猫の下部尿路疾患
猫泌尿器症候群など
このような症状が見られたら、泌尿器疾患の病気の可能性があります。泌尿器や腎臓は早期発見による早期治療が必要です。早めに受診することをおすすめします。
腎臓は、血液をろ過して老廃物や塩分を尿として体の外へ捨て、身体に必要なものは再吸収します。体のなかでいらなくなったものを老廃物として体外へ排出する働きをしています。また、血液を作る機能や血圧のコントロール・体液量とイオンのバランスを調節するなどの働きがあります。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物を十分排泄できなくなります。このような状態を腎不全といいます。老廃物や毒素が体内に溜まることで、尿毒症になってしまいます。
急性腎不全は犬や猫に発生し、数時間~数日という短期間のうちに急激に腎臓の機能が低下する病気で、早期治療を行わないと命を失うことも少なくありません。
慢性腎不全は腎臓の組織が数か月から数年かかって徐々に腎臓の働きが低下することを言います。いったん慢性腎不全になると、腎機能は回復不可能となってしまいます。慢性腎不全の場合、残念ながら腎臓の働きを正常に回復させる治療法はありませんが、腎機能低下のスピードを遅らせるために血糖や血圧のコントロール、貧血のコントロールなどの治療をおこないます。
当院では腎機能の検査を積極的に取り組み、血液検査や尿検査、腎機能マーカー「SDMA」を行うことで調べることができます。若い年齢から検診を行うことで、腎機能を数値化し、腎臓病の進行を把握することにより、早期発見による早期治療に役立ちます。
トイレに行く回数が増え、1回で出る尿の量は少なくなります。症状の強い時は、頻繁にトイレに行き、落ち着かず、鳴いたり、排尿後もまだ残尿感があり、トイレから出てこなくなったりします。
膀胱炎が疑われる場合には、問診と一般状態のチェックを行い、原因を調べるために、尿の検査・超音波検査などを行います。
膀胱炎は痛みを伴うため、動物はストレスを感じ、食欲や元気がなくなります。膀胱炎から他の病気を引き起こすことにもなるので、早めに受診するようにしましょう。
感染症(主に細菌)
尿路結石症
膀胱腫
感染症(主に細菌)
尿路結石症
特発性膀胱炎
細菌が膀胱に逆行することにより感染してしまいます。感染してしまう防御力の低下が問題で、下痢・内分泌疾患・膀胱結石・腫瘍・ストレスなどが原因となることもあります。
尿路である腎臓・尿管・膀胱・尿道にできる結石のことで、さまざまな結石の種類があります。生活習慣による運動量・食事・飲水量や体質などにより、結石ができる原因となります。
また、尿管や尿道に結石がつまると膀胱破裂や腎不全を引き起こすこともあります。救急疾患となり外科による手術となります。
泌尿器の疾患によっては内服薬のみでは治療が難しく、手術が必要となる場合があります。
主な外科処置 | 主な疾患 |
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腎臓摘出術 膀胱切開術 尿道造瘻術 |
腎臓のがん・膀胱結石 尿管結石・尿道結石 膀胱のがんなど |
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