うさぎ・ハムスターの診療

ウサギの定期検診Rabbits

ウサギの平均寿命は5~7歳です。一年に一回は健康診断を受けましょう。

ウサギで多い疾患としては、不正咬合といって奥歯が伸びて食餌が食べられなくなる病気や、4歳以上になると雌は子宮の病気が挙げられます。

病気の早期発見・早期治療のため、定期的な健康診断をお勧めいたします。

ウサギでよくある病気

  1. 仔ウサギの下痢
    コクシジウムという寄生虫により引き起こされることが多く大変致死率の高い疾患です。なるべく早く診察を受けましょう。
  2. 不正咬合
    ウサギの歯は一生伸び続けます。しかし牧草など繊維の多い植物を食べることによって上下の歯はお互いを研磨しています。軟らかい野菜やペレットばかり食べていると特に奥歯はこの研磨がうまくいかなくなり、歯が舌に突き刺さったり歯根部が蓄膿したりします。ウサギの来院で一番多い症状がこの不正咬合です。
  3. 斜頚
    突然頭が横に傾き目をまわしたりする症状で、ひどい場合は起立できず横たわってしまいます。エンセファリトゾーンという寄生虫が頭部の前庭器官に障害を起こす病気です。重症になると命にかかわります。
  4. 膀胱結石
    血尿の原因として、膀胱結石が存在することがあります。治療には、手術をして結石を取り出す必要があります。
  5. 子宮疾患
    4歳以上の雌ウサギでは、子宮の病気が多くみられます。陰部から出血している場合などは要注意です。他にも悪性腫瘍ができることもありますので、早めに避妊手術をすることをおすすめします。
  6. 皮膚疾患
    ノミ、シラミ、ツメダニ、疥癬などの外部寄生虫症や、カビが生える糸状菌症・細菌性の皮下膿瘍・皮下腫瘤などさまざまな皮膚のトラブルが見られます。早めの対策が重要になります。
  7. 毛球症
    うさぎは吐くことができない為、飲み込んだ毛により胃に毛がつまってしまい食欲低下につながることがあります。換毛期における過度なグルーミング・不適切な食事・低繊維の食事やストレスなどが原因といわれています。食欲の低下がみられた場合は、早めに診察を受けましょう。

うさぎの病気は分かりにくい

うさぎは犬や猫と違い、生態系の中で弱い立場の動物です。その為、弱みを見せず、具合が悪くなっても元気な振りをするなど発見が遅れてしまう事がよくあります。飼い主様の毎日の観察が重要になります。

こんな違和感を感じたら、お早めにご来院ください。

じっとして、いつまでも動かない・・・
うさぎの骨は大変軽く出来ています。その為、うさぎは比較的骨折を起こしやすい動物です。自分で勢いよくジャンプした際に骨折してしまう事も珍しくありません。また、無理な持ち方をしたために骨折する事や、ドアなどに軽く挟まれた場合にも骨折する事があります。いつまでも動かないなどの場合には骨折などしていないか、検査の必要があります。
餌や糞をまったく食べない。又は、便の量が少ない・・・
うさぎの盲腸の中には微生物(正常細菌など)がおり、腸とのバランスを保ちながら食物を消化しています。ところがこのバランスが崩れると、腸内で消化できない食物や異物が異常発酵を起こしガスがお腹にどんどん溜まっていきます。ごはんや糞をまったく食べず、お腹が張っているような気がする時は異常発酵が疑われます。
口周りがヨダレだらけで、食欲もない・・・
うさぎの歯は一生伸び続けます。牧草中心の食生活をしていれば、自然と歯もすり減っていきますが、野菜あるいはペレット中心の食生活のうさぎの多くは、歯の噛み合わせが悪くなりやすい傾向にあります。あごをさわってボコボコした感触があれば、この状態が疑われますので、検査することをおすすめします。

うさぎのしつけ

トイレに臭い付けとして、糞尿を少量置いておきましょう。
うさぎは決まった場所で排泄する習慣があるため、トイレのしつけは比較的容易です。いつもうさぎが排泄する場所にトイレを移動したり、うさぎの糞尿をトイレに臭い付けとして少量置いておくなどすると、しつけしやすいです。

優しい言葉で声をかけ、ご褒美を与えましょう。成功した時や、おりこうな事をした時には優しい言葉をかけ、ご褒美としておやつを1つ与えて誉めましょう。

※クッキーや乾燥果物より、生野菜を細かくした物を与えることをおすすめします。またおやつはご褒美として与えますのでおかわりは禁物です。

※うさぎの診療を受けられる方にお願い※

具合が悪く来院される場合は、日常使用している敷物・おもちゃ・ごはん・おやつと糞便なども一緒にお持ちください。また、温度調節などにも十分気をつけてください。

環境の変化にも弱くストレスを感じやすいうさぎは病院までの道のりに怖い思いをし、着いたときにはとても疲れてしまいます。さらに犬や猫の鳴き声など聞きなれない音などでストレスを多く感じてしまいます。普段の生活のなかでキャリーやバッグ・外気の音に慣らすようにこころがけてください。また、幼少の頃からHOTEL・一時預かりなどで元気なときから病院に慣れさせ、具合が悪くなった時に違うストレスをできるだけ軽くできるようにさせていきましょう。

ハムスターの診察を受けられる方へHamster

ハムスターにストレスをかけないように注意して下さい。特に具合が悪く病院に来られる場合は外の音や犬・猫の鳴き声などストレスがかかります。

お水やごはんもいれ飼育している環境そのままで来院してください。ハムスターの環境温度は20℃~28℃ですので寒い日はカイロなどを使用して暖かくして来院してください。

ハムスターのよくある病気

  1. ハムスターの皮膚炎
    栄養のバランスが悪い、肥満などにより皮膚が炎症を起こします。特に肥満になると脇の皮膚がたるむ、地面で腹が擦れ、糞尿などがついてかぶれる、など様々な原因で皮膚炎が起こります。また、アレルギーや寄生虫疾患もあります。予防はバランスの良い食事、肥満防止、ケージ内を常に清潔に保つなどを心がけましょう。
  2. ハムスターの腫瘍
    ハムスターもいろんなところに腫瘍ができます。体が小さく見つけるのが大変困難なので、発見したときには手遅れのこともあります。 悪性、良性の区別はありますが、ハムスターの腫瘍はなかなか手術ができず、大きくなってしまい、悪性になることも多いようです。腫瘍用の薬やサプリメントもありますので試みています。毎日ケージの掃除を行い、ハムスターを手にとり、よく観察して健康管理を行いましょう。
  3. ハムスターの病的脱毛
    ハムスターの脱毛は。アレルギー性、毛包虫性(犬のアカラス参照)ホルモン性(フェレット副腎皮質機能亢進症参照)、栄養性、腫瘍性などいろいろ原因があります。寄生虫性や栄養性脱毛ならば皮膚の検査や食餌の給与歴などから診断可能ですが、ホルモン性や腫瘍性は血液検査が必要となりますので診断が難しいです。
  4. ハムスターの子宮蓄膿症
    ハムスターの正常な発情は、直後から膣分泌物が出ます。そのために病気で分泌物が出ているのか、否かの診断が困難なため年齢や体重の増減を参考にし、レントゲン検査や超音波検査で病気の確認をします。抗生剤投与の治療法もありますが、なかなか治癒しない場合は、犬や猫と同じように避妊手術を行います。しかし、体が小さいため危険を伴います。
  5. 頬袋の破裂
    頬袋にフードを貯めすぎて頬内で腐敗すると破けることがあります。木の実や種などの高カロリー食がよくなるようです。頬袋の脱出や膿瘍と原因は一緒です。

※ハムスターの診療を受けられる方にお願い※

具合が悪く来院される場合は、ハムスター用キャリーケースで連れてきてください。
キャリーケースの中には日常使用しているケージに入っている床材・使っている食器・ごはん・おやつなどハムスター自身のにおいがついているものをいれてきてください。お水はこぼれないようなボトルタイプでハムスターの体が濡れたりしないように気をつけてください。

また、温度調節などにも十分に気をつけてください。
ハムスターは環境の変化に弱く移動中にストレスを感じやすいので、移動する時はなるべくストレスを最低限に抑えて来院してください。

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  • 診療対象動物:犬、猫、うさぎ、ハムスター
  • 診療科目:⼼臓循環器、腎・泌尿器、腫瘍、内分泌、⽪膚、耳、歯、消化器、神経、眼、各種疾患
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